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平成15年第2回臨時会(第1号 1月27日)

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  1. 倉吉市議会 2003-01-27
    平成15年第2回臨時会(第1号 1月27日)


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    平成15年第2回臨時会(第1号 1月27日)                倉吉市議会会議録(第1号) 平成15年1月27日(月曜日)   第1 会議録署名議員の決定 第2 会期の決定 第3 説明のため出席を求めた者の報告 第4 閉会中の議員辞職許可報告 第5 議案第5号 専決処分について(平成14年度倉吉市下水道事業特別会計補正予算          (第5号)) 第6 議案第6号 平成14年度倉吉市一般会計補正予算(第10号)について 〇会議に付した事件  ◎日程第1から日程第6まで  ◎議案第6号 平成14年度倉吉市一般会計補正予算(第10号)に対する修正案  ◎私立保育所育成費補助金調査特別委員会の設置についての動議               午前10時00分 開会 ○議長(福井康夫君) ただいまから、平成15年第2回倉吉市議会臨時会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。
    ○議長(福井康夫君) 本日の議事日程は、お手元に配付しております日程書のとおり行いたいと思います。  日程に先立ち、諸般の報告をいたします。  1月27日付をもって、総務経済常任委員会副委員長に3番高田周儀君が互選されました。  以上、報告いたします。(拍手)  日程第1 会議録署名議員の決定 ○議長(福井康夫君) 日程第1 会議録署名議員の決定を行います。  会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、7番坂井徹君、14番土井秀人君を議長において指名いたします。  日程第2 会期の決定 ○議長(福井康夫君) 日程第2 会期の決定を行います。  本臨時会の会期は本日1日限りとすることに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福井康夫君) 御異議なしと認めます。  よって、本臨時会の会期は本日1日限りとすることに決定いたしました。  日程第3 説明のため出席を求めた者の報告 ○議長(福井康夫君) 日程第3 説明のため出席を求めた者の報告であります。これは、市長長谷川稔君ほか、お手元に配付しておるとおりであります。  なお、本日届け出のあった事故者は、議員及び当局ともありません。  日程第4 閉会中の議員辞職許可の報告 ○議長(福井康夫君) 日程第4 閉会中の議員辞職許可の報告を行います。  去る1月20日付で、興治英夫君から、一身上の都合により議員辞職願の提出がありましたので、地方自治法第126条の規定により、同日付でこれを許可いたしました。よって、倉吉市議会会議規則第140条の規定により報告いたします。  日程第5 議案第5号 専決処分について(平成14年度倉吉市下水道事業特別会計補            正予算(第5号))  日程第6 議案第6号 平成14年度倉吉市一般会計補正予算(第10号)について ○議長(福井康夫君) 日程第5 議案第5号及び日程第6 議案第6号を一括して議題といたします。  提案理由の説明を求めます。 ○市長(長谷川稔君)(登壇) ただいま上程されました議案第5号及び議案第6号の各議案につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。  まず、議案第5号 平成14年度倉吉市下水道事業特別会計補正予算(第5号)についてでありますが、これは、成徳・明倫地区浸水対策に係るポンプ場設計業務等につきまして、国・県との協議に不測の日数を要し、年度内完了が困難となったため、繰越明許費を計上したものでありまして、地方自治法第179条第1項の規定により専決処分したものであります。  次に、議案第6号 平成14年度倉吉市一般会計補正予算(第10号)についてでありますが、歳出といたしましては、総務費では、魅力ある地域の宝・資源の再発見を活用した市民みずからの地域づくりを支援するため、郷土倉吉市が輩出した優れた人材であり誇りである大相撲佐渡ケ嶽親方を激励するための「佐渡ケ嶽部屋市民応援団派遣事業費補助金130万円を新規に計上し、津原地区有線放送施設整備費補助金200万円を追加計上するものであります。  以上補正の総額は330万円で、補正後の予算総額は230億4,449万5,000円となります。  これに要する財源といたしましては、地方交付税130万円、諸収入200万円を追加計上するものであります。  さて、今回、公募「佐渡ケ嶽部屋市民応援団派遣事業費補助金を新規に計上いたしました。  この事業は、来る3月の大相撲大阪場所に公募により市民80人の佐渡ケ嶽部屋応援団を派遣し、テレビ・ラジオの観戦では実現できない佐渡ケ嶽部屋力士との交流と応援を実施し、倉吉市出身の「横綱琴桜」「佐渡ケ嶽親方」「佐渡ケ嶽部屋」「相撲」という本市が有する魅力ある地域の宝・資源を再認識し、市民がみずからの手で活用して地域づくりにつなげていくことを目的に実施するものであります。  地方分権の時代に入り、各市町村がみずからの責任において市民の方々とともに地域づくりを行っていくことが今求められています。地域の活力を高めるためには、地域住民にとっても誇りと自信を持てるような個性的な地域づくりを行っていくことが重要であり、そのためには、豊かな自然や地域に伝わる歴史・文化、さらにはすぐれた人材等地域の宝・独自の資源を発掘し、その有効活用を図る取り組みを推進する必要があります。  本市におきましては、国際交流国内交流事業を通して、誇るべき地域の宝・独自の資源を再認識し、国内外の異なる地域と交流する機会を拡大することにより、積極的に国内外に情報発信し交流人口の拡大を図る取り組みを進めているところであります。  そして、このたび、倉吉青年会議所、鳥取県佐渡ケ嶽部屋後援会など実行委員会を中心に、市民と佐渡ケ嶽部屋との交流を行うことにいたしました。今回の交流事業では、佐渡ケ嶽部屋の朝稽古の見学を計画し、ここでは華やかな本場所の土俵と違って厳しく地道な稽古、そこで鍛えられる若者の姿に出会うことができます。夢と向上心があれば耐えることのできる若者と、高い教育理念を持って多くの力士を育てた佐渡ケ嶽親方の話が伺える機会となります。  さて、改めて佐渡ケ嶽親方を紹介しますと、誕生のころは未熟児で、小学校までは体が小さく、御両親から「人と同じことをしていてはいけない」と教えられ、毎朝5時に起き、近所にある神社の500段の階段を上がり、冬は雪かきをして体を大きくしたと伺っております。成徳小、倉吉東中から高校に進み、倉吉農高3年生のときインターハイに出場され、ベスト・エイトまで勝ち進みました。そして、昭和34年、相撲界に入り、関取になるまでは家の敷居はまたがないという固い決意のもと、早朝3時からの足腰が立たぬほどの猛練習に耐え、昭和37年に新十両でいきなり優勝、凱旋パレードの様子を当時の地元新聞には次のように伝えています。「お年寄りも子供も、郷土の英雄を一目見ようと沿道はぎっしり埋まり、身動きがとれないほど。必死に手を振り、拍手をし、涙を流さんばかりだ」と。そして、昭和39年には小結に昇進、そのスピード出世に「大関・横綱をねらう23歳の若武者」と騒がれましたが、右足首を複雑骨折、十両まで転落し、再起不能といわれながらも、不屈の闘志で再起を果たし、昭和48年2月、厳しい勝負の世界で最高位である第53代横綱に昇進しました。その奮闘ぶりは、当時の倉吉市民はもちろんのこと、全国に散在する鳥取県人に郷土意識を呼び起こし、「倉吉市」という名前を全国に発信したのであります。  鳥取県が生んだ初めての横綱であり、温厚純朴な市民性といわれる倉吉市民にとって、強豪を次から次になぎ倒し、「猛牛」といわれたその勇姿に、倉吉市民は大いに励まされるとともに、自信と誇りを持ったものでありました。  引退後、佐渡ケ嶽親方として日本相撲協会の要職に就かれ、サッカー、大リーグ等他のスポーツが隆盛のとき、国技である大相撲に陰りが出ているといわれている中、本場所の魅力を磨き、付加価値を高め、再興へ向け全力を注ぎ、今なお大変な努力をされております。  しかし、多忙な日々の中でも倉吉のことが頭から離れることなく、本市の春の風物詩となった「桜ずもう」には、毎年、佐渡ケ嶽部屋挙げての協力をいただき、親方、力士の参加で大会を大いに盛り上げていただいております。また、鳥取県西部地震の際には佐渡ケ嶽部屋として義捐金を送られるなど、倉吉市のみならず、ふるさとへの貢献をいただいているところであります。これらは、横綱琴桜を知らない若い世代の方にもぜひ認識していただきたい、まさに私たち市民の誇りであり、大切にしなければならないもの、そして全国に発信していくべき倉吉にしかない全国に誇れる貴重な資源であり、今後、若い世代にも継承していかなければならないものであります。  加えて、「桜ずもう」も同様であります。昭和54年4月8日に第1回大会が成徳小学校校庭特設土俵場を会場に開催されました。参加選手は150名で、佐渡ケ嶽部屋からは親方と琴風ほか力士5名の参加をいただき、「桜ずもう」の歴史が始まりました。昭和57年の第4回大会は新設された常設の土俵で開催され、昭和63年の第10回大会では観客席も整備され、初めて1万人を超える観客が声援を送る中、大会が行われました。昨年開催された第24回大会では、男女共同参画社会の時代の要請にこたえ、女子の部として「新相撲」を開催され、相撲を楽しむ人の輪を広げているところであります。また、女子の参加は、今後、大相撲本場所においても、表彰には女性も土俵に上がることのできる開かれた大相撲につながるものと考えております。  そして、ことしも「桜ずもう」の季節がやってまいります。4月20日に第25回という節目の大会として、本市をはじめ山陰各地から相撲を愛する大勢の青少年と佐渡ケ嶽親方、そして部屋の力士が参加し開催されることになっております。この大会が市民の皆様をはじめ県内外から多くの参加者を得て盛大に開催され、市制50周年という年に当たり、全国に「桜ずもう」と倉吉のまちを、相撲のまちを発信してくれることを願っております。 これらから、「桜ずもう」に先立ち開催される3月の大阪場所で、公募による「佐渡ケ嶽部屋市民応援団派遣事業を行うことで、鳥取県倉吉市が有する「横綱琴桜」「佐渡ケ嶽親方」という貴重な地域の宝・資源を市民の皆様に再認識していただき、市民みずからの手で活用し、厳しい経済情勢下においても希望の持てる地域づくりにつなげていただくため、補正予算を計上したものであります。  どうか、この提案趣旨を御理解いただき、慎重御審議の上、御協賛いただきますようお願い申し上げまして、提案理由の説明を終わります。 ○議長(福井康夫君) 続いて、質疑を行います。議案第5号及び議案第6号を一括して質疑を求めます。  質疑の通告がありますので、順次質疑を許します。 ○19番(谷本修一君) 今の総務費に関連、企画費の130万について御質疑申し上げます。  佐渡ケ嶽親方がいかに倉吉市にとって貢献されたか、相撲会に貢献されたかは、今市長が御披露になったとおりであります。私は第1回目の「桜ずもう」からかかわり、今日まで後援会として何度も、前夜祭も含めて、この「桜ずもう」並びに佐渡ケ嶽後援会等の総会にも出させていただいております。今回のこの問題が起こったいきさつが、この問題と「桜ずもう」並びに親方の倉吉に対する後援と直に関係があるのかといえば、後援会の支援の仕方はいろんな仕方があるわけで、今まで後援会に、じゃあここの中で議員の方も、あるいは職員の方も、何人加盟しておられるか。いつされるのか。そういう普段の支援の仕方がないのに、今回にとってつけたように出たいきさつについて、非常に残念に思っているわけです。  私がこの事件を知ったのは、まず新聞によります。新聞では、議員の海外視察費をやめて、それでその費用を大相撲の観戦に回したらどうだという提案があって、それでされるということであったので、「ちょっと待ってくれ」と、議運で「一体この予算はどこから出るのか。議会費の中で海外視察をやめて、そんなもんが相撲の観戦に回せるのか。一体どこから出るんですか」と言ったら「企画費だ」というから、「ちょっと待ってください。企画費なんかそんな予算は組んでないですよ」って言ったら、「専決でやります」と、こういうふうな話でした。「専決というのは、法的に要件があって、そんなことはできない。専決は、こういうふうなためにあるのではない」というお話をしました。「こういう予算は許されるべきではない」と議運で発言したところであります。「これは専決でやるし、こういうことは許されるべきだ」とおっしゃいました。その後、文献等を調べて、専決等について調べたところ、やはりこういうことは専決でされるべきことではなくて、全く違法になるんですよ。それで仕方なく、皆さんの意見を聞きたいから議会にかけられたと言うけれども、なぜ今なのか。もう一度お答えいただきたい。  私どもは、実は6年前に佐渡ケ嶽親方に対して、実はいろいろなところを調べてまいりました。大関、横綱で名誉市民栄誉市民になっているところがほんどです。倉吉市は一体佐渡ケ嶽親方にそれだけの恩返しをしてきたのかということで、名誉市民の提案をいたしました。そこの中で、いろいろありましたけど、最終的にはもう一度50周年で見直そうと、そのほかにも、公園だんごさん等を含め、倉吉市にたくさんの貢献をなさってきた方がいらっしゃいます。そこで見直そうということで下がりましたが、50周年にそういうことをこういう計画で市民を挙げてやろうというのなら話がわかる。最初出た話は、「選挙違反があったから、それを自粛をして、この200万をやめてこっちに使おう」と。「そりゃ変じゃないの」って言ったら、「じゃあ企画費補助金で専決でやろうじゃないか」と。どうして3月でないといけないんですか。百歩譲って、するんならきちっと50周年で名誉市民にされて、市民応援団を挙げて正々堂々と後援会に行きましょうよ。皆さんも応援されるなら、たくさん後援会に入ってください。前夜祭にも行ってください。  私は、第1回目の「わんぱく相撲」に参加するときに、倉吉が参加したときの青年会議所の理事長でした。第1回目の「わんぱく相撲」の優勝者は、この間引退された貴乃花なんですよ。そうやって「桜ずもう」を盛り上げてきた中で、一体本当に市がどれだけのことをしてくれたかと思うと、こういうふうに急に取ってつけたような応援の仕方より、本当に応援するんなら、今度総会がありますよ。議員の中で総会がいつ開かれるか皆御存じない。「おれには案内がない」とかと言ってらっしゃいます。まずそこから。前夜祭だって協力してもらってるんですよ、「桜相撲」。たくさんの力士を連れて来られますよ。前夜祭に一体何人出席されてるんですか。当日もそうですよ。僕はほとんど顔見せてますけど、当日何人いらっしゃるんですかね。何か、この事業が取ってつけたようなことで、むしろ本当に親方に対して失礼だと思いますよ。後援会の副会長のお話を聞きました。ここのメンバーの中でだれが後援会の副会長かも御存じないと思いますけど、「お話も聞いてない」とおっしゃってるんですよ。僕は、琴桜さん、今の佐渡ケ嶽親方、相撲に対して非常に貢献なさった、市のために貢献なさったということについては否定していませんし、本当に尊敬しておりますし、恩返しをしたいと考えております。ただ、本当になぜ今、どうして3月でなければならないのか。  どうも聞いて見ると、もう募集したようで、事後追認のような形がするんですよね。本当に支援されるんなら、違う形もあるはずで、応援するんなら、じゃあ次はこういう事業はどうされるのか、あわせてお聞きしておきたいと思います。 ○市長(長谷川稔君)(登壇) 私は、今回の事業を取り組むに当たって、やはり市民に支えられたいんだと、支えられて取り組み実施をして初めて効果・意義というものが大きいんだということで、きょうこうやって臨時議会を開かせていただいているわけであります。やはり今お聞きをしておりまして少し、大変申しわけありませんけども、議員のおっしゃるような発言が飛び交うということが少し誤解を呼んでるんではないかと思っております。  まず、専決を含めて、臨時議会、きょうの開催に至る経過でありますが、専決であっても、それは手続上認められている行為でありますし、今回そのような措置をとっても、それはいわゆる違法というようなものではありません。むしろ、あえてきょうこのように臨時議会を開かさせていただいているのは、もともと我々の議会運営の大原則になっております地方自治法というのが、議会の開催というのは年4回だと規定をまずしております。3月、6月、9月、12月と。その間に起きた事案につきまして、定例議会に諮る暇、ゆとりがない場合は、専決処分ということが許されるということで、あくまで定例議会というのが強く意識をされているわけですね。ですから、今回はこのような形をとったら、一部の方は御指摘になります。なぜこのようなことだけで議会を開くのかと、そういう意見もまだまだあるんです。しかし、大事なことは、理解をいただくということが大事ですから、むしろそうしたいわゆる原則といいましょうか、これまでの慣例といいましょうか、定例議会というものを少し考え方を改めまして、時間もあることですから、それから議会の議員の方に集まっていただくことも可能なわけでありますから、あえて臨時議会を開いたわけであります。私はむしろこのことは、むしろ評価をいただいてもいいんではないか。こういう論議を機会を持たさせていただいたということは、そのように私はまず臨時議会を開いたということは考えていただいていいのではないかなと思っているところであります。  それから、なぜ今なのかということであります。確かに、御意見にありましたように、もう少し時間的な余裕を持って取り組むのであれば当初議会にあげて、予算議会にあげてということも考えられましょう。しかし、具体的に佐渡ケ嶽部屋に市民の方と交流をしていただく、応援をしていただくということになれば、やはり経費というものが当然考えなければいけません。そうなるとやはり大阪というのが一番近い距離にある、そのことが負担経費も少なくて済む。日帰りということができまして。それから、日程の中には朝稽古と部屋との交流、このことが大前提であります。午後の観戦というのは、その力士の本舞台を見るという関係であります。あくまで佐渡ケ嶽部屋の応援、支援というのが大前提でありまして、そのためには6時半に出発をしなければ、どうしてもこの計画は実施ができないような内容になっておりまして、そういう意味でも時間的な経済的なもの、そういうことを考えますと、大阪、3月12日からと伺っておりますが、大阪場所というのが一番具体的に考えやすい、6場所の中で場所であるということであります。  それともう一つ、市制50周年ということをおっしゃいます。確かに、今年度市制50周年であります。10月1日をもってでありますが、今年度入ったわけであります。これをいわゆる行政の年度でいきますと4月以降ということになるわけでありますが、もう一つの大きな要素といたしまして、先がたも触れました4月20日に予定されておりますが「桜ずもう」、このことをやはり盛り上げていきたいということが強くあるんです。その前段として、青年会議所の方も今佐渡ケ嶽部屋への支援の協力の要請方につきましても足を運んでおられるという取り組みも今なされているわけであります。そういう意味で、今の時期に、今だからこそむしろその時期ではないのかということを意思決定をしたわけであります。  それともう一つ、この機会でありますので申し上げたいんですけども、海外視察をやめられたからこれに充てるんだというようなことは、どこで出てる発言でありましょうか。一番そのことを議会の方がそうではないんだということをむしろ明確にしたいとおっしゃっているんではないでしょうか。そのために、議会も議会費とは全く関係ありませんと、款でいう総務費の中の企画費で、しかもこれだけを重点的に、この事業はどうでしょうかと理解をいただくために、きょうの臨時議会を開いてるということに、議会の方も思いを寄せていただければ私はありがたいと思っております。  あわせて後援会のことをおっしゃいました。実は、後援会、私が会長に、この数カ月、1、2カ月前に就任をしたものであります。総会は2月に予定をされております。それで、この前、初めて私も後援会幹事会というものに出させていただきまして、実はその内実といいましょうか、支える度合いが、議員もおっしゃいましたように、倉吉市の支えが弱いんだということを計らずも東伯郡の後援会役員の方からむしろ指摘をいただいているところなのであります。ですから、しっかりとこの機会を通しまして倉吉市が中心となりまして佐渡ケ嶽部屋・親方をしっかり支えていくという機会にもしたいと考えているところであります。  やはり、私、市長といたしまして、大原則といたしまして、税を使う場合、公費を皆様から預かってるんだと、そういう認識でおりますので、そのために理解をいただいて、それは取り組み執行していただく、そして支えていただきたい、その気持ちで今回も提案をしていることを御理解をいただきたいと思います。(「今後の佐渡ケ嶽部屋支援の予定は」と呼ぶ者あり)  その点につきましては、今回の事業を通しまして、今回は補助金事業でありますので、あくまでも事業主体が市で行う事業ではありませんので、その結果を見まして多くの方の意見を集めて今後のことは考えていきたいと思っております。 ○19番(谷本修一君) 私は、議会の中で海外視察費を使ってこうするという話は議会で出たわけではない。私が初めてこの事業を知ったのは新聞で知ったと申し上げただけなんですね。その中に、そういうふうな誤解のある書き方がしてあったから今ただしているわけでありまして、そんなことができるはずもないし、問題を整理して言いますと、専決処分には絶対これはできる事例ではないので、それは後でまた詳しく言いますので、問題点はそこではないので、あえて言っておきますけれども、私たちが問題にしなきゃいけないのは、これが観戦ツアーといわれるものにどうも当たるらしい。この130万円の、改めて聞きます、使われる内容について、観戦費は幾らかかって、そのうちの幾らぐらいの補助になるかお答えくたさい。 ○市長(長谷川稔君) お答えいたします。  まず、「観戦ツアー」という言い方も、これはいわゆる報道の中で出てる言葉でありまして、全く私どもはそういう認識をしておりません。あくまで佐渡ケ嶽部屋との市民の交流、応援団、そういう派遣事業であると、そのようにとらえておりますので、少し御配慮をいただければと思っております。  それから、この130万円の総額につきましても、主たる内訳といたしましては、いわゆるバスなどを借り上げられます、そういう輸送費の補助が大半であります。そして、若干が入場料の一部になるということでありまして、極力、あくまでも公費でありますので、言われるところの相撲観戦というものに重きが置かれて、そこには娯楽性がある、そのことへの援助だということにはならないようにということを強く留意をして今回の計上をしているところであります。 ○19番(谷本修一君) 観点を変えて聞きます。今、世の中の景気が不景気で、どれほどの失業者がいて、どれほどの苦しい生活をたくさんの方が感じてるかということは市長もおわかりだと思うんですね。こういうきとに、大阪場所とおっしゃいますけども、別に大阪場所は来年でもあるわけですね。なぜことしこんなにこだわってここにされるのかの方が、ちょっと異常なんですよ。本当に大事だったら、もっと議論を重ねてからでもいい。これを臨時議会を開いてやるようなことかと思います。臨時議会を開いてやらなければならないのは、臨時議会を開かなければこんな勝手な企画からの補助金が、予算にもない補助金を支出することが違法だから開かなければならないのであって、いいですか、私どもが佐渡ケ嶽親方後援会を大事にする問題と、観戦の補助を出されることとは、次元が違う。  一番大事なのは、今の行革というのは本当にどうしても必要なものだけを考えるんで、ないものはもちろん省く。ないよりあった方がいいものも省く。いいですか。ないよりあった方がいいものよりも、どうしてもなくてはいけないものの中で考えていかなければならない時期に、こうやって、130万といわれるけれども、バス代や観戦の代金の一部にされるものを市民の税金の中からこうやって無理やりに今出されることについて、非常に抵抗を感じるんですよ。これがあなたのおっしゃる「市民の声」とよくおっしゃいますけど、いろんな方が市民にはいらっしゃいます。だけども、私の聞いた限りではほとんど「なぜ今これか」と。逆に、「行きたかったのに、ここまで言われて市の補助金までもらって、本当に行きにくくなってしまった」とおっしゃる方もあるんですよ。(「ものすごい行きやすい言う人もおる」と呼ぶ者あり)いろんな考え方があるでしょう。  市長、これ、本当に大事なのなら、本当にもう一度佐渡ケ嶽親方の見直しをされるんなら、50周年の中で本当に名誉市民として、もう一度、ほかにも適格者はたくさんいらっしゃると思います。そういう形の中で顕彰してあげて、そして私たちがいつまでもその方を忘れないように協力していくのは、後援会の入会でも「桜ずもう」の応援でも、前夜会にもたくさんの力士も連れてきていらっしゃいます、そういう形でもたくさんあるということをあえて言っておきたい。  だから、市長にあえて聞きたいのは、なぜ今でないといけないのか。同じ大阪場所とおっしゃるんなら、15年度もされたらいいじゃないですか。きちっと顕彰して、もっと応援されたらいいじゃないですか。新聞発表されてから、議会の中で出たようだからそれがみんなの意思と思ったというようなことで、どんどんどんどん進められてしまっては、議会としての機能も僕は問題があると思ってるんですよ。本当に今一番大事なのは、市民の税金をどういうふうな形で使うかという、その姿勢が今問われてるんですよ。佐渡ケ嶽親方をああやってダシにされると残念で残念でしょうがないです。とっても、観戦ツアーあるいは応援ということと、その方の功績とは全く関係ない。応援するのは自費でも行かれる方もたくさんありますよ。今の時期になぜ、もう一度聞きます。税金の使い方として、その一部に充てられることについてどう思われるかお答えください。 ○市長(長谷川稔君) お答えいたします。  あくまで公費を今執行しようかと計上した今の中での論議でありますので、その中で「違法」というような言葉が出ますと、私はあいまいにすることはできないんですね。専決処分でも今回の措置としては可能であったわけであります。それは、3月議会に報告をし、承認という形をとるという運びも自治法上では認められているわけであります。しかし、そうはいっても、時間的な余裕もある、また関心もたくさん呼んでいる。それならば、本当に真意といいましょうか、ねらうところをしっかり予算を通して考え方を知っていただかなければいけないわけでありますから、そういう機会を設けた方がよかろうということで、きょう臨時市議会を開いているわけでありまして、仮に専決処分であっても法的に問題があるということはないんです。むしろ、そうではなくて、やはり議会の議員の方の意見もたくさんいただく機会ももっとあった方がいいだろうと、そういうことで、きょうあえて開かさせていただいているというところを繰り返し申し上げたいと思います。  それから、今一番大事にしてるのは、実はほかならぬ佐渡ケ嶽親方・部屋のことなんであります。私は今回、まだ一度も直接このことを事業計画を立ててから連絡を取り合ったりはしてはおりません。多分、恐らく今のお気持ちというのは、新聞などを通して伝わってくる情報が多いんではないかと思っております。それだけに、私はよくこの今市がやろうとしている事業を正確に皆様に知っていただく、そのことをもって正式にお話といいましょうか御相談をしたいと思っておりまして、今は何もしておりません。  それと、観戦ツアーということにしたために、何か市民の方が参加をしにくいということをおっしゃっておりますけども、これ全額負担をするわけではありません。半額以上は自費の負担になるわけであります。そこには選択の意思があるわけであります。参加希望のある方に応じていただこうというのが公募でありまして、何か負担を強いるということではありません。  もう一つ、そうはいっても130万円という、総額230億円の中の130万円、大変な金額であります。ですから、私自身も今予算計上はされている費用の中でも、みずからに関与する部分で、その執行に当たって厳しく見つめていけば執行しなくても済むものは執行しないで済む。これは3月議会にいろんな形で不執行というものが出てこようと思います。そのことを本当に大事な観点として、予算計上されてしまったからそれは与えられた財源であると、予算であるという考え方は決してしておりません。その運用に当たっては、本当に1万円でも10万円でも執行しなくて済む金額があるなれば、不執行ということで執行残と、未執行ということで残していきたいと、そういうことで取り組んでおりまして、先ごろ、年度途中ではありましたけども、交際費の執行状況をお示ししたのもそのような考え方からであります。  それから、先がたもおっしゃいましたが、なぜ今の時期かということであります。やはり、正直申し上げまして、人というのは教えられて動機が生れるというきっかけというものもあろうと思います。そういう意味では、議会の皆様からの、一部であったかもしれませんけども御意見があり、「あ、そういうことも大切なことだな」と思わされまして、私自身、ほかならぬ私自身が、それまで佐渡ケ嶽部屋とかあるいは相撲というもの全体に対して、あまり正直言ってそう強い関心はありませんでしたけども、今の初場所ですか、これもずっと、相撲というものはどういう仕組みでやられているものだろうか非常に関心を持つようになりましたし、その中で佐渡ケ嶽親方の果たしていただいている役割、改めて思いが至るようになりました。ときどき未来中心などの催しに行っております際に、あのときは出雲市の方でありましたけども、パンフレットを見ておられまして、「横綱琴桜の銅像はどのあたりにあるんでしょうか」とかお尋ねをいただくようなこともありました。そういうことを今思い起こしてみますと、もう一度強く市民の中に琴桜関、佐渡ケ嶽親方の果たしてきておられる役割、功績というものをもう一度強く認識をする、そういうきっかけになったと、そのことは正直申し上げましてありました。それでまたそれはよかったことだと思います。そして、もう一つの客観的な状況として、「桜ずもう」を4月に控えてると、そのために今青年会議所の方なども盛り上げのためのいろんな行動を進めておられる、そういう前にあるということで今回計上に踏み切ったものであります。 ○19番(谷本修一君) 専決処分については解釈が違うようですんで、それはまた別の機会に譲るとして、一つだけ確認しておきます。この今の事業で、例えば、言いましたね、来年でもいいと。これを今もう下げられる気持ちは一切ありませんか。どうしてもことしの3月でないといけませんか。思い直される気持ちはありませんか。それだけ確認して終わりたいと思います。 ○市長(長谷川稔君) 総合的に勘案をいたしまして、それこそ未来を志向して、今だからこそ始めようと、そういうことで提案をさせていただいております。 ○議長(福井康夫君) 続いて、4番前田卓也君に質疑を許します。 ○4番(前田卓也君) 4番前田です。自席で失礼します。  先ほどのお話聞いて、るる重複する部分があるかと思います。私は、1月の8日の記者会見での発言の真意がいかがなものかと。といいますのが、私は新聞紙上で年頭の記者会見で市長が大相撲の件について報道されました。1月の議運の中で緊急質問をいたし、緊急質問したのは、専決処分でしたいということでございました。先ほどもありましたように、専決処分というものは地方自治法上、今お答えになったんですけれど、確かに違法じゃないんだけど、やはり緊急性について欠けるんじゃないかと。これが市長はかたくなな態度で専決処分でいきたいというふうにおっしゃったわけなんですけれど、一つは、1月8日の記者会見での発言の真意がいかがなものであったかと。と同時に、相撲への意思決定が幹部会等で相談されたのか。今お聞きすると、いろいろ宝であるとか市民の要望であるとか琴桜の云々という御説明があったんですけれど、そういった重要な意思決定に当たっての意思が市長でされたのか幹部会で諮られてそういった重要な案件をお決めになったのか、そこが二つ目。  それから、専決処分が1月臨時市会で、臨時市会の変更された理由。今もちょっとあったんですけど、当時は専決処分でいきたいけど本日迎えてより皆さんの意見を聞きたいということでございました。変更された理由の中身、もう一度聞きます。  それから、四つ目、同事業に係る補助金の必要性、緊急性。今もちょっとお答えになったんですけど、改めてその判断基準と要因について再度お願いします。  それから、五つ目、地方自治体の役割について改めて市長の見解を求めておきたいと思います。  六つ目、今日の市民の生活、暮らしの状況についての市長の御認識を承りたいと思います。 ○市長(長谷川稔君) お答えいたします。  まず、1月8日の記者会見での発言の真意はということでありますが、その当時は事業計画を構想していた段階であります。ですから、構想していたということでは事実であります。  そして、その当時は専決処分でという判断と、きょうの臨時市議会開催という、いわゆる取り扱いの推移についてだと思いますけども、大阪場所は3月12日ですから、どうしてもいわゆる3月議会を待っておりますと、3月補正予算にいたしましても、事前執行ということになってしまいますから、どうしても専決処分ということで、報告をというふうに考えていたわけであります。補正予算という形がとれませんので、専決処分ということで考えていたわけであります。ですから、それはそれで認められる行為だろうと思います。ただ、そうはいっても十分な理解というものをいただく上では、臨時議会という開催の方が必要だと、皆様の御意見もあり、十分な認識をさらに深める必要性があると判断をいたしましたので、臨時議会ということに踏み切ったわけであります。  それから、佐渡ケ嶽部屋応援派遣事業意思決定は幹部会で決定されたものか1人判断なのかということでありますが、私自身がまずその必要性を感じ、しかし、市の事業を進めていくわけですから、私の考え方をまずは職員に理解をしてもらわなければ進めません。また、進めた場合であっても、それは力強いものにはならないわけでありますから、十分な、いわゆる企画審議会というような形も設けておりますが、そういう場で認識を深めてこの事業を計画をし、きょうの提案に至っているものであります。  それから、現在の市民生活、暮らしの状況ということであります。市民生活、いろんな面でとらえなければいけないと思いますけども、まずは雇用不安というものが非常に大きい。高校生の就職決定がことしはもう60%内外であるということなどは、本当にもうかってない状況であります。そのためにも、私も市長として、いわゆる地方自治体、市の段階でできることということでは、異例ではあったわけでありますが、商工会議所を通したり、あるいは主だった企業などにも新たなさらなる雇用をお願いできないかということで、幸いなことに、私が回りましてから、私の、市長の意向を受けた、倉吉市のそういう姿勢を受けたということで、さらに雇用をプラス、増にしていただいたというお話も新年になってから伺っておりまして、やはり行動してよかったなと思っております。それから、中途の離職者の方なども非常に多いわけであります。50歳内外の一番家計の中心者におられるべき方の離職なども多いわけであります。そういう方のためにも、新規の事業としては新たな雇用創出というものを、自治体では非常に限られます。いい制度がなければ、勢いどうしてもすべての事業費、人件費というものを市負担となりますと、募集枠、採用枠というのが限られますけども、精いっぱいのものを取り込んでいこうと今考えております。 それからもう一つ、景気回復ということを考える場合に、皆がどうしても今意識的にも将来への不安が非常に強い。そういうことで、委縮といいましょうか縮こむということがあるわけであります。そういう点を、やはり将来は安心をして、セーフティネット、社会保障を通して安心をしていただける面も努力がされてるということも、具体的な事業を通して行政の役割としてつくらなきゃいけないと思うんです。将来不安、お先真っ暗という話ばっかりではなくて、一緒になって、それは政策や制度でつくっていきましょうという努力をしていくことも大きな自治体に課せられている役割だろうと思っております。そういう意味で、議会を通しまして、介護保険の充実だとかいろんなことを今もこれからも取り組んでいきますので、市民の方には厳しい経済環境、これは景気回復ということがどうしても伴わないと難しさはあるわけでありますが、精いっぱいの与えられた役割と位置の中ではやっていきたいと考えているところであります。(「自治体の役割は」と呼ぶ者あり)  自治体の役割ということが、今申し上げました、やはり市民に明るい希望といいましょうか将来展望、そういうことをやはり示していくということも大きな任務であると考えております。 ○4番(前田卓也君) 最初の企画審議会のお話なんですけど、1月8日の時点でそういった重要な意思決定に当たって、今のお話聞くと市長が判断されて、それから幹部会に諮られたということなんですか、1月8日の記者会見される前に幹部会にお諮りになって意思決定をされたのか、そこんとこをもう一度お聞かせ願いたいと。  それから、補助事業に係る必要性・緊急性の判断基準、答弁がなかったんですけど、そこんとこの判断基準がいかがなものかということが、今の話では要因なり判断基準がわからなかったわけです。  それから、地方自治体の役割については、明るい希望のあることは当然のことだと思いますが、市民生活についてのあなたの今安心して暮らしていく方向を努力するということだったんですけど、現状については厳しい環境であるというお答えをいただきました。まさにそのとおりだと思います。  最初の2件。 ○市長(長谷川稔君) お答えいたします。  まず、ここに至る経過といいましょうか、そういうことで、まずはその必要性を私自身が認めました。そのことに、その私の意思に沿って担当部の方でこの事業計画を構想して、そして、手続的というものは、これは内部で議会提案の場合は企画審議会という中で協議をしていこうと、これはあくまでも、それは円滑に成案を見ようという、これはあくまでも理事者サイドの我々の中の申し合わせ事項でありまして、そこでの手続論というものはあまり今回の場合は重要ではなかろうかと思っております。  そして、今回の事業に対する必要性・緊急性でありますが、先がた提案説明で、少し異例であったかもわかりません。しかし、その背景といいましょうか経過、それらを含めて申し上げたつもりでありますので、その2点についてはお答えさせていただいているのではないかと思っております。 ○4番(前田卓也君) 最後に、4番目の判断基準なんですけれど、確かに1月の20日の日に要綱案なるものが出されて、それ見ると、もう既に2月1日の市報でお知らせするとか、細かい要綱案が示されております。そういった中身が、今の話聞くと必要性なり緊急性なりということについて、あまりにも性急過ぎりゃへんかと。もっとじっくり皆さんで協議された中を含めて、じっくり検討されて、市民の世論を聞いてされるということではないかと思うんですけど、まさにこの中身見た限りはあまりにも性急過ぎるということを申し上げて、終わります。 ○議長(福井康夫君) 続いて、質疑の通告によりまして9番枠島和江君に質疑を許します。 ○9番(枠島和江君) 自席で失礼いたします。
     このたびの観戦ツアーにつきまして(「観戦ツアーじゃない」と呼ぶ者あり)もとえ、佐渡ケ嶽親方応援団ということで、私は市民の声をこのたび聞いていただきたいと思います。それで反対するものであります。  と申しますのは、「ただいま国保料とか保育料を免除してほしいとか安くしてほしいとか、市民の方々の声がある中に、この応援団を派遣ということに公費を使うことはいかがなものか」と、また「これは市民に対する御機嫌取りなのか」と、こういう意見を承っております。そして、このことについて、「なぜ半額を持っている者、有権者を優先して80名をこれに派遣するのか」ということで、「市政執行上、80名の方々に公費を給付するものじゃないだろうか」という意見も出ております。そして、「これは毎年実施するものなのか。そうすると、やはり継続性を持たせるものならば、なおさら疑問を抱く」と。また、このことについて「半額を持たない者の行きたい者に対してはどうするのか」ということです。そして「子供を対象に派遣するならば、これはよろしい」と。  実は、私たちは、未来中心オープンの年でありますが、中国5県の方々を一堂に集めまして大会をいたしました。そのときの講師に佐渡ケ嶽親方を来ていただきまして、青少年育成の問題、そして親の姿勢、いろいろと貴重な御意見を承りまして、中国5県、1,500人の者どもが大変感動して帰りました。佐渡ケ嶽親方に対する私たちの尊敬の念とか、そういう郷里に対する貢献の度合いについては感謝この上ないものでありますが、そのことは別といたしまして、今回の応援団には反対するものであります。  奇しくも昨日の新聞で佐渡ケ嶽の夫人からメッセージが載っております。この観戦の応援団の問題とは別なんですが、このたび場所中に成人を迎えた弟子たちに赤飯を炊いて、約50キロの赤飯を炊いてお祝いしたと、この心はやっぱり私たち感動するものであります。それで、この公費をどうしても市長は今回執行したいのだということならば、佐渡ケ嶽親方の部屋の方へ、公費が寄附金になるということはちょっといかがなものかと思いますので、後援会に一応助成をされまして、地産地消の現在です、地域のお米コシヒカリを、例えばの話、それから因伯和牛とか、そういうものを1頭とか10頭とかわかりませんが、その値段で佐渡ケ嶽親方の弟子の方々に賞味いただいて、次の場所は頑張ってくれというような励ましをされた方がいいんじゃないかと、こういう意見がありまして、私はこの応援団を派遣する、ましてや有権者80名にこの公費を支払うということに大反対の意見を承っておりますので、私は代弁させていただいて、今回のこの応援団派遣に対しては反対するものであります。いかがでしょうか。 ○市長(長谷川稔君) お答えいたします。  今回の事業で一番私が大事に考えたのは、相撲に関心、佐渡ケ嶽部屋を通して関心があっても、入場券というものをなかなか、どうやったら手にできるだろうか、相撲というのは観戦できるだろうかというのがすごく市民の方にはあったと思います。それで、頭からもう相撲、本場所というものはもう見れないという意識も強くある、私が自身がずっと思っておりましたから、そういうことがなかりあったのではないかなと思っておりまして、今回の場合はあくまでも助成であります。補助金であります。みずから意思のある方が、自己負担もし、それはお金だけじゃありません。朝6時半、もう少し早く集まっていただかなきゃいけないかもしれません。そういう日帰りで、そういう行ってみたいと思われる方に、そういう機会といいましょうか、少し行きやすくする環境づくりなんだと、そういうことでありまして、決して個人に支給をするなどというようなことがありましたが、それこそ行こうと思っている方も行きにくくなってしまうわけでありまして、少しそのあたりは御理解をいただきたいと思っております。ましてや、私がこういう事業を通して御機嫌取りになるようなことであるとは全く思っておりません。むしろ、市民の方に理解をいただけなければいけないと、そういう深いといいましょうか気持ちを持っておりまして、むしろ今回はどちらかというと、私も今、当然といえば当然でありますが、説明役というものを十分に果たさなければいけないんだと、そういう気持ちでおります。  それから、今後のことでありますが、今後のことも先がた申し上げましたが、今回こういう取り組みを行いまして、来年もこういう事業は行われるかもしれませんけども、しかし、いわゆる形ですね、市がこういう助成をしてとか、あるいはこういう金額でとか、そういうことは全く今回の経験を通して、それは新たに論議がされるべきだと考えております。  それから部屋への応援のあり方として特産品を届けて激励ということもおっしゃっていただきまして、大事な観点だと思っておりまして、議員がおっしゃいましたようなものができますかどうかありますが、さらには雪っこ大根などもぜひお届けできればと考えているところであります。 ○9番(枠島和江君) ただいま市長の中に、子供を派遣ということについて御返答ありませんでしたが、80名の有権者を派遣するということと、子供全体、公募でありますから子供も含んでおるでしょうが、子供が半額を持ってますでしょうか。子供は半額も持ちません。また、低所得者が行きたくても行けない、そういうのはどうされますか。子供と低所得者に対する、行きたい者があってもどうされますか。 ○市長(長谷川稔君) 子供さんにつきましては、どなたと制限をしておりませんし、むしろいわゆる青少年、高校生などを含めてこういう朝稽古などの機会に触れていただければありがたいなと思っております。また、費用負担の点で、子供さん方が負担されるということではないでしょうから、それは保護者の方が負担ということになりましょうけども、どなたであっても費用負担伴う。それから、もう一つの面で行きたくても苦しくという方のお話でありますけども、今回はそういうことで希望者ということで募っております。それが80名ということを考えておりますのも、それはやはり全体的な補助金の総額というものがありますから、そういう中で考えた人数でありまして、そこの中でできることなら意思のある方ができるだけ入っていただければということで80名という人数を設定しているところであります。 ○9番(枠島和江君) 再度申し上げます。実は、広島の方で野球観戦がございました。そういうときには全部が子供だというようなことがございますが、このたびの応援団は、やはり本当でしたら「桜ずもう」に出る子供とか青少年育成のためにも子供を派遣するということでしたら私は大賛成したいと思いますが、一般の市民、有権者が入っておりますので、あえて私は反対いたします。  以上です。終わります。 ○7番(坂井 徹君) 市長の方から提案理由の説明がるるあったわけですけれども、親方の苦労あるいは生きざま、そういったことを中心に。趣旨については私も大変よくわかりました。お断りしておきますけれども、私は決して佐渡ケ嶽部屋応援団派遣事業が、これは全面的に賛成できないなんていうつもりは毛頭ございません。ましてや本場所において、特に「倉吉市出身、佐渡ケ嶽部屋」というようなアナウンスで数十年にわたって我が倉吉市の名を全国的に広めていただいた、その効果たるや他に類を見ないではないかとさえ思っておりますし、もともと佐渡ケ嶽部屋へはいろんな形で報いることはむしろ私は遅きに失したというぐあいにさえ思っております。しかし、本件についての市民の単純な要望というのは、私は、「エッ?なぜ?何で今この時期に?」という気持ちではないかと思います。降ってわいたように、臨時議会まで開いて急いで決めることなのかという気持ちが市民の本音だと私は思います。私に言わせると、今回の提案というのはまさに降ってわいたような、急々にこうしたきょうのような説明責任を果たさざるを得ないような提案は、私はあまりにも市民感覚と行政手法にずれがあるということにむしろ執行部が気づかれないのが不思議でならないという感じがいたします。  私は、いつも市長は「市民が主役」あるいは「市民の声、弱者の声を大切にしたい」と常日ごろ言っておられます。政策立案のベースにはまず市民のためになるかどうかを判断基準にするという一貫した長谷川市長の思想があったと思いますけれども、今回臨時議会まで開いて性急とさえ思える今回の提案に至った経緯は、その点において私はぶれがあるように感じております。  そこで、具体的質問に入りますけれども、先ほどの市長の答弁によりますと、今回の「佐渡ケ嶽部屋市民応援団派遣事業の130万の予算を組まれるに至った経緯については、答弁の内容では、経費上、大阪場所がある意味で安上がりになると、それから一部議員の発言によって、これまであまり脳裏をかすめなかったけれども、その大切さに気づかされて、あえてここでこういうような提案をするに至ったという御説明がございましたけれども、なぜ今なのかということについては、もう一つそれ以外の理由がやっぱりないものですから、私にはわかりづらいので、再度、なぜ今この時期にこういう提案をされたのかということをお答えいただきたい。  それから、私はこれまでにはないと思うんですけれども、今回のような相撲観戦を伴う応援団派遣事業というのは過去倉吉市にあったのかどうか伺います。  それから3点目に、次に、事予算編成に当たっては本当に事前に、まず本件ともかかわりの深い市長が会長をしておられます桜ずもう振興協議会あるいは鳥取県の佐渡ケ嶽部屋後援会、これは二つとも市長が会長ですが、それから桜ずもう実行委員会あるいは鳥取県相撲連盟等に、いろいろの意見、情報交換、そういう場を本当に持たれたのかどうか伺います。  それから、次に、今回のような予算措置は今回限りのものなのかどうか。若干さっき触れられたような気もしますが、今回の予算措置は今回限りのものなのかどうか。  それから次に、3月の当初予算ではこの件についてはどういう扱いをされるのか。当初予算に上げられるのか上げられないのか、それも含めて今後検討されるとおっしゃるのか。 まず1回目はそれについて伺います。 ○市長(長谷川稔君) お答えいたします。  なぜ今なのかということに尽きると思いますけども、やはり想起するといいましょうか思い浮かべる場合は、きっかけというものがあろうかと思います。そういう意味で、議会運営委員会での議員の御提起、そういう発言がきっかけになったのは事実であります。しかし、それから、それを私はよい動機といたしまして、そう言われてみると本当に佐渡ケ嶽部屋との交流といいながら、支援といいながら、「桜ずもう」を通して、むしろ支援を受けることの方が多かったなと思うようになったわけであります。それと時期を同じくして、私が今回市長になったがゆえにということもあって、市民を代表して佐渡ケ嶽部屋後援会長にも就きました。そういう中で、やれることはどういうことがあるだろうかなということを考えた中で、この事業、そして時期的には先がた言いましたような理由で、「桜ずもう」というのが4月20日にある、そのために、これもことし25周年の大きな節目の大会になろうとしております。それを盛り上げる意味でも、そのプレイベントといいましょうか、そういう意味でこの3月の方が新年度の事業よりも適当ではないかということで事業計画を考えたところであります。  そして、もう一度といいますか、出ております、なぜ今回の補正予算かということでありますが、運びといたしましては、専決処分で終わってしまえば3月議会に報告という形でしかもうとれないわけであります。むしろその場合こそ議会の皆さんの論議をいただく機会が、承認をいただけるか不承認かという意思表示しかもうないわけであります。それであるならば、開催の時期もあることだし、地方自治法があまりにも定例議会という年4回ということを固執をしてしまってる、この地方自治法というのはもう県議会なども同じ法律でやるわけでありますから、県議会などは招集をするということがなかなか、大きい県などでありますと宿泊などを伴うというようなこともあって、開催に躊躇することもあるわけであります。ですから、「急施を要する」ということにもう一方ただし書きとしてあるわけであります。今回、急施を要しない場合ということで判断をしてしまえば、専決処分ということで3月定例議会で報告という形しかとれなかったということで、あえてむしろ私から言わせていただきますならば、積極的に議論の場をいただくという意味で臨時議会を開かさせていただいたというのが経過であります。  それから、今後のことにつきまして、新年度この事業をどうするかということでありますが、あくまで今回の事業を通しましてどのようなことが言えるのか、教訓としてあるのか、今のところ80人という定員枠でやろうとしておりますけども、果たして80人に簡単に達するものなのか、あるいは200人とか応募者が殺到するのか、それらも全く見当がつかないわけであります。そういうことをすべて実行いたしまして、新年度はどのような形が考えられるのかということで、新たな観点で今回の教訓を生かしてそれは検討されるべきだと考えておりますので、新年度予算にこれらに関する予算を計上する今意思はありません。 ○7番(坂井 徹君) 佐渡ケ嶽部屋への激励あるいは応援というならば、私は、先ほど議員からも発言ありましたけれども、まず親方の顕彰、これは絶対検討するべきだと思います。それから、予算措置を含めて今後の取り組みというのは、こうした取り組みを県レベルにまで私は引き上げていくべきだと。ましてや鳥取県の佐渡ケ嶽部屋後援会というものもあるわけです。連盟もあるわけです。ですから、そういう県レベルまで引き上げることも含めまして、やはり関係団体ともっともっと煮詰めてこれは取り組む必要がある。  それから、仮にも血税を使うわけですから、今回は80名ということですけれども、80名が出かけていくというよりも、やっぱり引っ張ってくると、向こうから。そして、そういう方向で検討することによって、まして市民を中心にしててより多くの人が間近で見てもらえるような方法を模索する。あるいは、将来的には地方巡業などそういうものを招致も検討して、それで宿泊地を周辺の温泉地にする。そうすることによって温泉地も全国的にPRできる。あるいは県外客も利用できる。あるいは、今の「桜ずもう」の場所は御存じのとおりあの場所ですけれども、土俵も大変ひび割れして傷んできておる。あるいは斜面、雨のときなど困る。随分環境的によくない部分が目立ってきておりますが、例えばパークスクエア内に新土俵をつくって、それで環境整備を図ってとか、いろんなまだ検討課題があると思います。ましてや、「桜ずもう」の25周年記念事業がことしある。あるいは50周年の市制の行事もあると。そういうことも絡めて、この事業を大々的に本当に倉吉ブランドとしてもっと大きく育てるためには、私は今回は後援という意味ではやはり中途半端で見切り発車的な感で進めれようとしているように感じられるところが大であります。  したがって、市民には全面的に今回の予算措置が理解されづらいというのが、私は市民感覚の過半数の人がそう思っておられるんじゃないかと思うんですが、そういう市民の人たちの考え方に対して、思いに対して、再度市長が市民の声をどうとらえていらっしゃるかをお伺いします。 ○市長(長谷川稔君) まず、佐渡ケ嶽部屋支援の輪をもう少し全県的に広げるべきだと、後援会組織含めて、そのとおりだろうと思います。しかし、そのためには肝心な我々倉吉市がもう少ししっかりしたものをつくらないと、なかなか今、呼びかけといいましょうか機運というものも高まらないのではないかと今考えているところであります。  それから、親方の顕彰につきましては、本当に御指摘のとおりだろうと思いまして、これからもしっかりいろんな形で取り組んでいかなければいけないと思います。私もきょう改めて成徳小学校前の佐渡ケ嶽親方のまずは顕彰碑、顕彰碑の方は昭和51年に、そして銅像は、これは平成に入って11年につくられておりますから、非常に一挙に仕上げられたというものではなくて、本当に少しずつといいましょうか、営々として取り組まれてきているんだなということをきょう改めて感じてきているところであります。  それから、これからの問題として、交流支援というのは決して出かけることだけではなくて、部屋の方からもこちらにおいでいただくような機会を考えるべきだということでありまして、まだまだお話し合いまではしておりませんけども、お聞きをしますと相撲も夏合宿というようなこともあるようであります。そういう合宿というような機会もあるようであります。そういう機会をぜひこの倉吉の地で実施をしていただけないか、今後そのようなことは申し入れをしていきたいと思っております。  あわせて、市民交流という点では、佐渡ケ嶽親方の部屋が松戸市に移ったということで、松戸市民の方も非常にこの佐渡ケ嶽親方・部屋に対して関心と支援を寄せてくださっておりまして、こちらにおいでになる方の本当に話の糸口として佐渡ケ嶽部屋の存在がありまして、非常に倉吉市と松戸市とのつながりの一つの接着剤といいましょうか、そういう役割も果たしていることをお知らせをしておきたいと思います。  そして、最後にといいますか、まとめては、やはりなぜ今なのかということでありますが、むしろ逆に、やはり話ができたときに事業といいましょうか計画を進めないと、話はできたけども実際やるのはもう少し後だよということになって、仮に1年後の大阪場所というようなことになりますと、この間の気分が何となくもやもやしたことにもなりはしないだろうかということに思いまして、私は今回4月の「桜ずもう」、それらのことを考えますと、ことしの場合の方が適切ではなかろうかという判断をしたところであります。 ○3番(高田周儀君) 今、市長の方から提案理由の説明がるるあったわけですけども、私もどうしてもなぜ今なのかということ、しつこいようですけども、納得ができません。事業計画をつくるに当たっては、その事業を実施しようとする意義とか目的というのが明確にあって、そういう上でやっぱり僕は実施していくものだと思うわけですよね。今市長がおっしゃいました、その事業計画をつくるに当たってはやっぱりきっかけというのが必要だと。そのきっかけというのが非常に唐突に思えてならないわけですよね、今回出てきた支援という部分については。それと、きっかけがあって、それで、今答弁されましたけども、それは早いうちにやらないと何かその期間がもやもやしてと。そうじゃないと思うわけですよね。事業計画をつくる。そして意義がある。目的がある。そういう中で、こういう事業をしますよということを市民に徹底していく。市長の思いを徹底していくという期間というのは当然必要なわけですよね。今市長がるるおっしゃったわけですよね。倉吉市に対する資源の再認識とか、あるいは地域活動を高めるとか教育効果がどうの云々とか、希望の持てる地域づくりのためにやるんだとかということをおっしゃったわけです。こういう事業効果というのは本当に考えられた上で、全くこれが徹底されてないと、議員の間にも徹底されてないと思うわけですよ、今の市長の思いというのは。大相撲支援という部分での思い。事業効果にしたって、あるいは教育効果にしても。そういうことは普段から考えてるわけでしょう、普段から。資源の再認識とか、あるいは地域の活力を高めることとか教育効果とか、希望の持てる地域づくりをするというのは、普段から考えてるわけですよ。普段から考えてないといけないわけでしょう。そういうことというのは当然倉吉市の住民の人とのために考えてないけん。今回の事業というのは、何らかのきっかけがあって唐突に事業計画がつくられたというぐあいにしか僕は思えないわけですね。だから、僕は、佐渡ケ嶽部屋あるいは琴桜、佐渡ケ嶽親方を支援することについては全く反対しません。これは当然やらなきゃいけんことだと思ってますけども、でも、やっぱりこういうことが何らかのきっかけで唐突にポンと思いつかれて事業計画がなされて、はい、こういうことをしますよと、こういうことがしょっちゅう行われるというような状況になったときに、果たしてこれでいいのかと、議会は、ということになると思うんですよ。だからやっぱり僕はもっと慎重に、これは3月の当初にかけて、市長おっしゃいました市民に支えられて実施したいんだと、そうであるならば、この3月当初にかけて市民の皆さんにしっかり理解していただいて、そして市民挙げて、佐渡ケ嶽部屋あるいは佐渡ケ嶽親方を支援していこうという、そういう市民の機運を盛り上げることの方が今は大事であって、唐突にこういうことをやるべきことではないと私は思います。  だから、なぜ今なのかということをもう一回、しつこいようですけど、もう一回説明してください。 ○市長(長谷川稔君) 議員がおっしゃいました事業をやるに当たっては市民に支えられなければいけないんだと、そのためには思いが徹底しなきゃいけないと、本当にそのとおりだと考えておりまして、今回がその場であると思っているところであります。3月当初予算に計上してというアドバイスもいただいたわけでありますが、そうなりますと時期の設定は新年度、勢い、じゃあどの場所にということにもまたなってまいります。そういう意味で、現在一番間近に開かれる3月の大阪場所の応援と、それから4月の「桜ずもう」を前にしてると、この二つの環境、条件、これらを考えて現在提案をして実施をさせていただくのが適切であろうと、そう判断をしたところであります。 ○3番(高田周儀君) 納得できんですよね。それで、今経費のことも言われたわけですけども、例えば教育効果を考えるときに、あるいは希望の持てる地域づくりを考えるときに、経費がかかり過ぎるから、例えば時期を延ばすと経費がかかり過ぎるからやめるんだ。こうじゃないと思いますよ。本当に教育効果が上がり地域振興になるためだったら、多少は、これが、例えば事業を延ばして130万が230万も倍もかかるということはあるわけないわけですから。だから、そういうことを考えると、何でかなというぐあいに思うんですよね。このまま平行線でいくと思いますけども、最後に市長答弁求めて。 ○市長(長谷川稔君) 経費の点おっしゃいまして、必要な場合は必要な金額というものは求められると思いますが、やはり全体の公費の中でありますので、それはその目的が達しられる、そしてその目的ができるだけ多くの方にということも考えまして、総額としては130万としておりますけども、これは本当に230億の130万であるから少額だなどという意識では全くありません。大事な市の公費を使っていただく。しかし、それは市民を代表して意思のある方に応募をいただいて出ていただく。ましてや自己負担も伴うわけでありますから、多くの方を本当に代表して出ていただく形になろうということで、すべてを考え検討しまして、この130万、そしてこの事業を計上しているものであります。○議長(福井康夫君) 質疑を終結することに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福井康夫君) 御異議なしと認めます。  よって、質疑を終結いたしました。  お諮りいたします。  ただいま質疑を終結した議案は、委員会付託を省略して、この際、討論・採決を行うことに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福井康夫君) 御異議なしと認めます。  よって、そのように進行いたします。  初めに、議案第5号 平成14年度倉吉市下水道事業特別会計補正予算(第5号)の専決処分について討論を求めます。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福井康夫君) 討論を終結することに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福井康夫君) 御異議なしと認めます。  よって、討論を終結いたしました。  これより、議案第5号を採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福井康夫君) 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第6号 平成14年度倉吉市一般会計補正予算(第10号)について討論を求めます。 ○7番(坂井 徹君) 修正動議を出したいと思います。修正動議というのはやはり特に応援団の派遣についての検討課題があまりにも多いので、私は今回の議題からこの部分を外す、そして今後さらに検討を深めるという意味で、修正動議を出したいと思います。 ○議長(福井康夫君) ただいま、坂井徹君ほか3名から議案第6号に対する修正の動議が提出をされました。所定の賛成者がございますので本動議は成立をいたしますが、暫時休憩いたします。                午前11時28分 休憩                午前11時40分 再開 ○議長(福井康夫君) 再開いたします。  お諮りいたします。  ただいま提出された本動議を、この際、日程に追加し、直ちに議題とすることに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福井康夫君) 御異議なしと認めます。  よって、そのように進行いたします。  議案第6号及び議案第6号に対する修正動議を一括して議題といたします。  まず、修正動議について提出者の説明を求めます。7番坂井徹君。 ○7番(坂井 徹君)(登壇) 修正動議の提案理由について説明申し上げます。  今回上程されました提案330万のうち灘手地区に係る有線放送云々のあの予算については私は賛成すべきものと自分自身では判断しておりますが、相撲の応援団に係る予算についてはまだまだ検討する余地が多いと。したがって、3月当初予算でどうこうということも含めまして、今後しっかりと執行部、議会の方でも検討を深めるという意味で、このたびの提案の中からはおろしていただきたいと思ったゆえの提案でございます。 ○議長(福井康夫君) 続いて、ただいまの修正案に対する質疑を求めます。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福井康夫君) 質疑を終結することに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福井康夫君) 御異議なしと認めます。  よって、質疑は終結いたしました。  これより、議案第6号及び議案第6号に対する修正動議について、一括して討論を求めます。 ○13番(石田政彦君)(登壇) 私は、議案第6号に対して、修正動議を出した提出者の1人として討論をいたします。  当然、議案第6号については反対という立場で修正動議を出しておりますんで、そういう立場になりますので、よろしくお願いいたします。  きょうの議会の冒頭から、市長が大相撲佐渡ケ嶽部屋の応援市民団を送るということについて非常に長時間にわたってその理由を熱弁されたんですけど、私はそれをじっと聞いておりまして、実は、市長には失礼ですけども、非常にある種の寂しさとかちょっとした悲しさみたいなものを感情として受けました。それはどこから来るんだろうかというぐあいに考えてみるんですけど、例えば私がまちを歩ったりいろんな仕事をしておりますと、私を見た市民の方が、「あら、石田さん、久しぶり。実は私の友達が、私の子供が、働いておったところに行けれんようになった。新しい仕事ないだろうか」、ほとんどこういう対話が多いわけです。そういう市民がこの佐渡ケ嶽部屋の支援の応援団の事業を見たときに、どういうぐあいに思っておられるかというのが、私の今回の一番の大切にする観点なんです。今の市民は、自分が働いているところも職場を守るために、そこで働いている労働者の生活を守るために、賃金のカットとか一時金の昨年よりも減少するとか、それからいろんな厳しい労働条件とかをどんどんのんで、自分たちの企業や働く職場や仲間の生活や、それを守るために賢明に努力しとるんです。私の周辺にはそういう方がたくさんおります。そして、ほとんどそういう環境に置かれとるわけです。そのときに、この事業は金額が少ないけれども、市民が直感として思うのは、今の市長や市役所の執行部、管理職の皆さんは、一体市民の生活をどのように守っていくか、どのように市民の生活に展望を持ってもらうか、そういうことについて本当に真剣にどれだけに考えてくれとるだろうかというのが市民の一番の関心事であります。そのときに、佐渡ケ嶽部屋の応援をせないけんという形で今回この事業が提案されたときに、市民はほとんどの方が間違いなく、「今、市政は、このことはせないけんのは若干はわかるけども、もっとせないけんのは私たち市民の暮らしのことを真剣に考えてくれることではないか」と、これを見たときに「私たちのことを考えてごしとるなるだろうか」というぐあいに市民の皆さんは思われたと思います。だから、市民の皆さんが「今こんなことせないけんだかえ」と、「市長も執行部も何考えとんなるだろうかい」、そういう市民の感情が強いということであります。  私は、1月の9日だと思いますけど、新聞に出てから、多くの市民に直接会ったり電話で、私にこのことについての抗議がありました。私も新聞で初めて見たときに、これは市民の皆さんは理解に苦しむ、理解できない事業だなというぐあいに私も直感しましたから、1月10日にあった初議会のときに市長や助役に直接会ったときに、「この事業は市民の皆さんはなかなか理解されませんよ。できたら撤退された方がいいでないですか」ということを私は申し上げたことを覚えております。あにはからんや、日にちが重なれば重なるほど、市民の皆さんからは「やっぱり今の市政はこれよりももっとせないけんことがあらへんか」と。そして、厳しい方は「長谷川市長は1年なられるけども、この厳しい経済状況の中で倉吉市政は市民の暮らしを守り将来の展望をつくるために何をするんかという、そういう政策を出してほしい。そういう施策を待ってる」と、市民は。そういうときに、この佐渡ケ嶽部屋応援団を送るということが出てきた。そこに市民との市長や執行部との考え方のギャップがあるんでないかと、私はこれを一番心配するわけです。このことを強調したい。  それから、今、私は休憩時間に市庁舎の中歩きましたけども、琴光喜の写真がデカデカと載って、「健康に注意しよう」という鳥取県や国民健康保険の関係のポスターが張ってあります。そういう面から見ても、佐渡ケ嶽部屋の力士はほとんど琴桜の「琴」がつく。市民は大相撲を観戦しとるとき、琴桜の「琴」がつく力士は佐渡ケ嶽親方の弟子だから、特別応援しとる力士がないときには「琴」のつく力士を応援しとるんです、知らず知らずというか、そういうあれがあります。僕も力士が対戦するときには「琴」がつく力士が勝つとうれしいんです、ちょっとね。それから、横綱のときにも琴桜っていうのはもろい面があって非常に焦りもあったですけど、琴桜がどんどん勝って横綱になったときにはみんな手をたたいたんです。これは常日ごろから応援しとるんです、市民は。決してこの事業をせんから応援しとるんじゃないんです。なら「桜ずもう」に行かないから応援してないか。そうじゃないんです。底辺はずっと琴桜時代から今の佐渡ケ嶽の部屋から、市民は応援しとると思います。  ですから、私が先ほど言ったように、市長や執行部と市民の気持ちが今大切な時期に遊離してしているということが一番私は大きな問題として感じますんで、この議案第6号の佐渡ケ嶽部屋市民応援団の補助ということには反対をして、7番議員の修正動議の提案者に加わったものですから、そちらに賛成をしたいと思います。 ○18番(大田 進君) 今議長が言われたのは、一括してっていうのは、どういうことかな。さっき議運では。 ○議長(福井康夫君) ただいま、議案第6号 平成14年度倉吉市一般会計補正予算そのものが議案第6号、そして同時に、これに対する修正動議がただいま提出されて、そのものに対する今質疑は終わりまして、続いて今討論を行っておる最中であります。御理解いただきたいと思いますが。  再度整理いたします。  議案第6号に対する修正動議がただいま日程に追加されたので、そのことと、もとの議案第6号、これの討論をいたしております。(「両方討論できるか、今」と呼ぶ者あり)討論ですから、できますから。 ○18番(大田 進君) ちょっと違っていない?さっき議運で、私委員長しとるもんで、さっきの議運では、報告として聞いたのは、ここで動議のことを討論やると。それで採決をして、それが否になるか可になるかわからない。もしか否になれば補正の予算の一括を討論すると。もしか可決となれば、大相撲だけを外してあとの残ったやつを討論するということをさっき決めたんですよ、議運で。全然違うんじゃない。 ○議長(福井康夫君) 大田議員、整理して申し上げます。  ただいまの一括討論について御異議がありますので、討論を分割して行うことの御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福井康夫君) 御異議がないようですから、議案第6号に対する修正動議に対する討論を改めて求めます。 ○4番(前田卓也君)(登壇) 賛成討論の立場で修正案について討論いたします。  先ほど市長はるるおっしゃったわけなんですけれど、私は4点について賛成討論いたします。  まず、長谷川市長の独断専行であるというふうに理解いたしました。長谷川市長は選挙公約の一つの中に「市役所は明るい職場」と公約され、「行政の主人公は市民であり、言うまでもなく市長の発言は慎重を期し、いやしくも一部の権力者に左右されることを許さず、みんなで明るい職場をつくる」と、「市民のための市役所にする」ということを公約されております。ところが、1月9日の新聞を読んで、先ほどの議員もおっしゃったんですが、ある幹部も多くの職員の方も驚かれました。先ほどの答弁聞きましたら、市長があるきっかけで独断で判断されたということ、このことについて市民の要望にこたえるための努力をしてるとのことですが、限りなき怒りが聞かれます。地方自治法218条、補正予算に当たっても、先ほどの説明ありました。確かに重要な政策の変更であるから本議会に諮られたということなんですが、地域住民の自主的な取り組みが必要だと言われるならば、もっともっと募集計画など、意思決定が4日しかありません。もっと十分意思統一されて諮るべきではないかと思います。  二つ目は、佐渡ケ嶽部屋に係る補助金についてなんでございますが、地方自治法232条には補助金の規定がございます。「公費を執行する場合に当たっては、公益性の必要性が客観的にも公益上必要であると認められなければならない」と行政実例が書かれております。ところが、私は長谷川市長としての政策決定に当たって、主観的判断であって客観性に欠け、公益上の必要性についても、幅広く市民80名を公募するとか市民と佐渡ケ嶽部屋の交流を深める有力な手段がなぜ公共性なのか、理解に苦しみます。佐渡ケ嶽部屋後援会長ならば市長として公金を使ってもよいという判断は、公職者と後援会長の公私混同にならざるを得ないと理解するものです。  国にあっても、国が交付する補助金にあっては補助金に関する予算執行の適正に関する法律が定められております。倉吉市にあっても、補助金の交付要綱がそれぞれ定められていますが、補助金の交付申請から交付決定、実績報告、精算などなどはどのようにされているのか。今までの討論を聞くと、継続されるか見守っていきたいということでございましたが、その事業目的なり事業効果についても一時的なものか継続的なものなのか全くわかりません。相撲という魅力ある地域の宝とか資源を再認識し、市民みずからが活用した地域づくりをどう生かされるのか、見通しが全く見えません。私の目が悪いんですが、こんな予算を執行されれば、歯どめのない先例をつくり、市長としての恣意的判断で行政が歪められるのではないでしょうか。  四つ目、地方自治体の役割についての見解です。るるおっしゃいましたが、「地方自治は民主主義の学校であると胸に刻んで地方政治を歩んできました」と、また「市政の主役は市民自身である」と長谷川市長は公約されております。私はその言葉は間違っていないと思いますが、しかし、大きな間違いは、地方自治法第1条2項に定められているとおり、住民福祉の増進を図ることが基本であることは当たり前のことです。このたびの公金を使っての相撲観戦事業は住民福祉の増進を図ることと胸を張って言うことはできません。言っていることとやっていることが大きく違うと思います。私は理解できません。  第5に、今日の市民の暮らしの状況について先ほど石田議員もおっしゃいました。まさにそのとおりで、長谷川市長は「政治は弱者のためにあると父親から聞き続けた言葉である」と広言されております。この言葉をお忘れでしょうか。私は今日、不況のどん底で学校を卒業しても就職がない、リストラで解雇された人、働きたくても働き場所のない人々を思うとき、大変だと思います。年金受給者にあっても年金が切り下げられると、介護保険料は上がり、医療費の負担は増大していると。暮らしはますます深刻な状況だと思います。先ほど13番議員もおっしゃいましたとおりなんです。これらの人々の気持ちを察するならば、私は相撲観戦などということは到底考えられません。  市長、「政治は弱者のためにある」、その言葉を思い出してください。相撲の言葉に「勇み足」という言葉がありますが、勇み足じゃないでしょうか。登山に例えれば引き返す勇気もまた必要だと思います。長谷川市長、相撲観戦ツアーはおかしいと思っておられる方は多くございます。長谷川市長に期待された方も多くございます。先ほどの方もおっしゃいました。私もいろいろ聞いてみました。ほとんど大多数の人が「今なぜか」、本当に唐突でなりません。昨年の市長選をめぐっても、市長は「市の知名度を高めてくれたのは佐渡ケ嶽部屋だ」とおっしゃっています。市の知名度を高めてくれたのは公職選挙法でも市の知名度を高めております。またこの事業で有名になるかもしれませんが、名前よりも市民の暮らしを考えて名誉ある撤回を求めて賛成討論をいたします。
    ○議長(福井康夫君) 討論を終結することに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福井康夫君) 御異議なしと認めます。  よって、討論を終結いたしました。  これより、議案第6号のまず原案に対する坂井徹君ほか3人から提出された修正案について起立により採決をいたします。  本修正案に賛成の諸君の起立を求めます。                 〔賛成者 起立〕 ○議長(福井康夫君) 起立少数であります。  よって、本修正案は否決されました。  次に、議案第6号に対する討論を求めます。 ○18番(大田 進君)(登壇) 私は今回の賛成討論をいたします。  今、いろんな方がいろんな質疑でも質問され、また市長の答弁も聞きました。市長が提案されたその提案理由も聞きました。市長はほんと、私は最初から名市長というのはいないと思ってます。やはり議会が育てていき市民の人たちの応援を受けてだんだんと名市長になっていかれる。今回の提案理由を聞いていたところ、市長は本当にこれから名市長と言われるぐらいのスタートを切られたんじゃないかな。ここに来て皆さんが言われる。「遅いぐらいや」と言われた。「こういう事業を取り組むのが遅いぐらいや」と言われた。それでおって、今回やめて後送りにしていく。私はあんまり意味がわからないんです。「今でも遅いぐらいや」と言われて、それが「来年度にせい」と言われる。市長は、歴代の市長が当然これを行わなきゃいけなかったんです。しかし、市長は去年の4月からの選挙で初めてなられた。皆さんが言われる「前からやってこなければならないこと」をずっとやってきてなかったんだ、歴代の市長が。それを、なられてすぐにやろうとされる。私は皆さんの期待にこたえておられるんじゃないかなと。「遅いぐらいや」と言われる。  それと、私は去年の3月場所、行きました。議長経験者の方を2名、副議長経験者の方を1名連れて、4名で観戦に行きました。大変大恥をかきました。佐渡ケ嶽部屋で朝稽古を見て、その後チャンコを食べて、チャンコ御馳走になったんです。それで、そのときに佐渡ケ嶽親方が言われたんです。「今非常に相撲人気も厳しい。今、協会の方から全部の親方に、地元に呼んでもらうようにと、お客さんをぜひ回していただくようにというふうな声をかけられる」と言われた。それで聞いたら、「鳥取ではある県会議員の人が主になって15日中13日間貸し切りバスを出していただいている。米子の方の方も応援をされとる。それが、肝心の私の出身の倉吉市さんは」ということを言われたときに、一緒に行った議長経験者の方々も本当に赤面されておった。本当に恥ずかしかった。それで、「こんなことじゃいけん」と、「大田君、それはやっぱり何とかせにゃいけん」。それは当然なんです。何千回となく「鳥取県倉吉市出身」、その「倉吉市出身」、「倉吉」ということを広められた方だ。名誉市民の声も上がってます。当然でしょう。  また、今回こういうようなことをやって、なぜ急を要するか。あと2年ちょっとで定年なんです。その大阪場所がやはり一番費用としては少なく済むんですよ、この出費にしても、予算にしても。やはり名古屋場所、九州場所に行けば、かなりのお金がかかる。この急を要する、この3月になぜって言われる。一番近いところは今度は来年の3月になってしまう。そしたら、もうその方も定年なんですよ。定年になったら、今度親方がかわるんですよ。今までは「桜ずもう」でずっと来ておられた。これは親方の出身地であるということでいろんな交流のもとに今やってこられた。やはり今度は親方がかわったとき、その人と倉吉の関係は、あまり倉吉との関係はそんなに濃くはないんです。奥さんが倉吉出身の方の奥さんですが、東京で生まれた方であり、東京暮らしなんです、奥さんも。本当にそういう方が「桜ずもう」をずっと続けていってくださるのか、本当に不安なんです。まして、2月には佐渡ケ嶽部屋の方が来られます。また、3月場所が終わったら今度4月には「桜ずもう」で多くの人たちが来られる。その人たちが、倉吉の議会が、佐渡ケ嶽を応援するのに議会が窮した。私はこの人たちが本当に快く思うのか。快くこれから「桜ずもう」をやっていこうと思いますか。  やはり私はここは、市長がこういうような提案をされ、いろいろありました。一番の問題は、本当は、これは市長にも言いたいんですが、やはり議会の前に新聞報道で出てしまったことじゃないかな。やはりこれからはもっと議会のところで報告をしていただいた後にぜひともそういう報道関係者の人に報道していただければ、こういうような市民に誤解も少なくなるかと。市民の人たちは、海外視察をやめて議員が今度は大相撲観戦に行くんだというような誤解を持っておられる方がたくさんおられる。そうじゃないんです。大相撲観戦ということじゃなしに、佐渡ケ嶽部屋との交流なんです。これは将来にわたって「桜ずもう」を続けていっていただきたい、これは今何百人ですか、そういうような子供たちがいっぱい参加して、年々盛り上がってきてるんです。これが、親方がそういうような定年になったとき、それが「桜ずもう」が今のようなことをやっておれば必ず中止になるでしょう。しかし、やはりこれを今からでも、やっぱり、先ほどだれか言われた。遅いぐらいなんです。もっともっと早くこういうようなことはやっていかなきゃいけなんだ。しかし、だれもやらなかったんです、今まで。それを長谷川市長が今回やろうと言って立ち上げられた。こういうことで足を引っ張ってたら、だれが市長になったって倉吉市はよくなりません。市民が市長を育て、議会が市長を育てれば、必ず倉吉市民に必ず幸せがくるんです。今いろんな4番議員の方が言われた、13番議員の方が言われた、そういうようなことがすべて、今回のことをぜひ賛成していただければ必ずあなた方が言ったことが実を結ぶであろうと、私はそう思ってます。  ぜひとも今回の予算、ぜひとも市長の思いを、また佐渡ケ嶽部屋に通じて、それが必ず将来倉吉市のためになるような、子供たちのためになるような、そういうような「桜ずもう」の展開を、また谷本議員などは一生懸命今まで佐渡ケ嶽部屋との交流をやっておられます。いろんな議論は言われますが、必ず賛成をされます。私はそう信じてます。  やはり私は、こういう問題をやっていき出したら、もう補助金なんていう問題は出せないようになってしまう。韓国との交流で、羅州郡に50名に限られた。これの補助金は1人につき4万か5万出とるんですよ。行く人は3万ぐらいの負担なんですよ。このときにはだれも問題にしなかったんだ、これを。それでおって、今回こういう本当に真の交流なんです、真の交流をやろうとするのに反対するのはおかしいんじゃないかと思って、私は今回大手を振って市民の人たちの多くの人たちの声が行きたいという声なので、賛成いたします。 ○19番(谷本修一君)(登壇) 議案第6号に反対の立場から討論をいたします。  この問題は全く市政の常識問題だと言いたいと思います。私たちが今審議しているのは税金の使われ方であります。後援会を応援しようということは当たり前の話でありまして、倉吉から育った横綱・佐渡ケ嶽親方を顕彰することも、これも大事なことであります。問題は、税金の使われ方をどうするのか。プロになった選手はプロ野球の選手もあります。その中で、当時長谷川市長は副会長としてボックス席を用意してその方の応援にも行きました。私も福岡ドームまで行きました。みんな自分の費用でやっております。応援に行きました。いいですか。私たちは今、国・地方による財政が非常に厳しい中で、これからの地方自治体をどうするかという中で、行財政改革、そして合併という中で、あらゆる補助金を見直し、そして今後財政がどうあるべきかを今論じてる最中に、急に降ってわいたような税金の使い方をされてもいいのだろうか。  佐渡ケ嶽親方に感謝したり顕彰したり、その後援会を応援したり、また青年会議所がやっている「桜ずもう」に応援したりすることは、当たり前のことです。いいですか。皆様が後援会に130人入っていただければ、この費用は出るんですよ。後援会活動をどんどんすることによって、また後援会の事業として行うことはできるんです。私が今皆さんに議場で問われてるのは、議会は市政のチェック機能です。税金をどう使うかを今試されています。これから大阪場所に行く、その補助の一部として使われるであろうお金を、後援会実行委員会として、一人ひとりではないと言うけれども、それに使うのが今必要なのか。それとも、もっとほかに大事なことがあるのかを議論してるわけでありまして、財政は有限。市民の要望は無限にあります。一つ一つすべてかなえることは不可能に近いぐらいあります。だから優先順位をつけなければなりません。どうしても臨時議会を開いて今しなければならない優先順位に思われないんですよ。それをまたほかの事業とカップリングで提出される姿勢について納得ができないんですよ。これは、いろんな応用問題があるかもしれませんけど、機会の常識問題として税金がどう使われるか、これを今試されていると思います。  市民の中には、「本当にこれは市長の人気取りではないか」と言う人もたくさんいます。市長、ぜひこの事業は思いとどまっていただきたい。それと、後援会を大事にすることと「桜ずもう」を応援することとは全く別の問題だと思います。  私たちが問われているのは税金をどうするか。議場の皆さん、ぜひ御賛同いただきまして、御理解をいただきたいと思います。  以上、反対の立場から討論申し上げました。 ○議長(福井康夫君) 討論を終結することに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福井康夫君) 御異議なしと認めます。  よって、討論は終結いたしました。  これより、議案第6号について起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                 〔賛成者 起立〕 ○議長(福井康夫君) 起立少数であります。  よって、議案第6号は否決をされました。 ○18番(大田 進君) 私立保育所の調査のことについて動議を提出いたします。 ○議長(福井康夫君) ただいま、大田進君ほか2人から、私立保育所育成費補助金調査特別委員会の設置についての動議が出されました。要件が整っておりますので、本動議は成立いたしました。  暫時休憩いたします。                午後0時16分 休憩                午後0時53分 再開 ○議長(福井康夫君) 再開いたします。  この際、御報告いたします。  先ほど、議会運営委員会委員長に福田裕一君、同副委員長に西谷和弘君が就任されましたので、御報告いたします。  お諮りいたします。  先ほど提出された本動議を、この際、日程に追加し、直ちに議題とすることに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福井康夫君) 御異議なしと認めます。  よって、そのように進行いたします。      (私立保育所育成費補助金調査特別委員会の設置についての動       議) ○議長(福井康夫君) 私立保育所育成費補助金調査特別委員会の設置についての動議を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。18番大田進君。 ○18番(大田 進君)(登壇) 今回、20日の議運の日に、私のところに来た1通の投書を読み上げたんですが、ここでは読み上げることはしません。それと、皆さん唐突に思われるかもわかりませんが、今回新しい議員さんもおられます。去年の3月にこの問題は提起しております。その提起において、行政側の答弁として市長が「今後調査する、この問題を」ということを言っておられた、行政は。しかし、それから、言っておられてすぐにこういうような形になって市長がかわられた。非常にその「調べると」言った言葉も空洞化してしまって、実際はやられてない。そういうことろに、一市民、そういう人から投書が来たんです。その投書の内容は、皆さんも大体おわかりと思いますが、全部は読み上げませんが、要点だけを申し上げます。  「私は福祉が好きで、その夢を抱いてやっと念願の福祉に勤めることができました。それが1年もたたないうちに夢が砕けてしまった。それはゴルフの会員権を購入してくれということを言われた。しなければやめていただくというようなことを言われた」という非常に切実とした文面でした。これを私はすぐに、県の知事、また福祉部長、それと県会議長の3名にファックスで送りました。その対応が、県は新聞のコメントでは投書で動いたのではないと言われるが、異常な早さで、21日にファックスで送ったところ、もう24日の日には監査に入っておられる。しかし、私たちには何も調査権がありません。私も、教育民生常任委員会で、福祉ですから、そういうことも考えてみました。しかし、なかなかこれはできないんです。また、現実にいろいろな人たちからも電話がかかってきたんです。現におられる方からも電話がかかってきております。これはうそじゃありません。100条委員会になれば、そんな冗談でやれるような委員会ではありません。しかし、何も100条委員会だからこうしなければいけないというような規則もないんです。徹底的に調査ができるのが100条委員会なんです。皆さんもうわさだけは、いろんなうわさが飛び交っている。今の福祉行政、また福祉の財政のこの大幅な、膨大なものなんです。これが本当にちゃんとして使われているのかというのは、市民の人たちもいろいろ疑問に思っておられる方もおられる。ここで100条委員会、そういうような特別委員会を設置して、これを調査して、これが何もなかったら、「いろんなうわさがあるが、そういうことは一切ありませんでした」という委員会報告をすべきであって、市民の人たちが「これこそ遅いぐらいや、調べるのが」ということを言われる方もおられる。  また、何人かの方は証言に立つと言っておられる。プライバシーがあるんでここでは言えません。しかし、何人かの人たちは立つと。これから私はやっぱり、そういう人たちが今県において内部告発をやればいろんな問題が出て、救済措置まで今検討されております。倉吉市もこの委員会をこしらえて、そういう人たちの救済措置も本当に市長と真剣に取り組んでいって、そういうようなあれも考えていかなければいけないと、そう思っております。やはり明らかにするということ、やはりこれは一番大事じゃないかな。また、3月議会では来年度の予算が組まれるんです。そういうことを考えたとき、もうこれは100条委員会しかないんです。そこには公のあれじゃなく銀行名まで出てます、その投書の中には。やはりそういう人たちに声をかけて調べようと思ったら、これは調査委員会しかないんです。県の方からいろんなもん取り寄せようと思っても、これも拒否される場合がある。これも呼ぶのには調査委員会しかないんです。調査委員会をぜひ設置していただいて、調査して、やはり私は市民にこれを明らかにすることこそ議会の責任じゃないかな、そう思って今回100条委員会設置の提案をいたしました。どうかよろしくお願いいたします。○議長(福井康夫君) 暫時休憩いたします。                午後1時00分 休憩                午後2時00分 再開 ○議長(福井康夫君) 再開をいたします。  この際、御報告いたします。  企業誘致調査特別委員会委員長に枠島和江君が就任されました。  以上、御報告いたします。(拍手)  続いて、質疑を求めます。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福井康夫君) 質疑を終結することに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福井康夫君) 御異議なしと認めます。  よって、質疑を終結いたしました。  お諮りいたします。  ただいま質疑を終結した動議は、この際、委員会付託を省略し、討論・採決を行うことに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福井康夫君) 御異議なしと認めます。  よって、そのように進行いたします。  それでは、討論を求めます。 ○21番(丸田克孝君)(登壇) 私は、今回のこの議案について反対の方の意見を述べさせていただきます。  まず、最初の提案のときに議員の説明で昨年の3月に一度提出されているということで、その後、新市長にかわっていらっしゃるわけですけども、その後、本日まで再度出されてないということがあります。なぜかといいますと、正直、今の時期に出されるということは、選挙も近づいてるということもあって、正直、問題が出ないんかということもあるんです。それで、ただ私は疑惑に対しての調査というのは確かに必要であろうと思います。ただ、前回出されているとおり、一応新市長になってらっしゃるんで、これから執行部なり新市長に対して調査をしていただくと、その上であえていわゆる疑惑があるんであれば再度議論しても遅くはないでないかという気がしております。それに、一つの匿名の手紙1枚でこれをやるというのも、正直、これからの議会に対する個人的な部分も含めて何か問題が生じはしないかという懸念もしております。  以上の観点から、調査は必要ではあろうと思いますけども、市長なり執行部の方でさらに詳しい調査をお願いして、その後で検討しても遅くはないんじゃないかという気持ちがしております。 ○18番(大田 進君) ちょっと断っておきたいんですが、匿名の投書で動いたと言われるんですが、先ほども言いましたが、プライバシーにかかわるんで言いませんということで、実名で相談に来ておられる方もおられます。これだけは言っときます。匿名で動いておるということを言われましたが、私も現に去年の3月議会で言ったときには、そういう被害者の人のことがはっきりとわかって、またあちらと交渉して、みのり福祉会と、この人のために交渉した経過もあるんで、何も投書とかそういうことで動いているんじゃありません。現実にそういう被害者の方がおられて、倉吉市在住の方で、その人の代理として私は交渉した経過があります。  そのときに、あの方が言われるのには、旦那さんが亡くなったと、自分の旦那が亡くなったと。そしたら、16歳の子供にローン会社からローンの請求が来たと。それで、何でかなと思ったら、自分ところの旦那はゴルフもやらないと、ゴルフなんか一切。それやのになぜ会員権が購入してるのか。それでもう私のところは今までかけたローンはもう金は要りませんと。そしたら、この方が旦那さん調べてみたら、結局給料を上げてあげると、半分。残りは本人が払わないけん。しかし、病気で入院されたので結局給料もストップしてしまった。ローン会社からは請求が来る。子供に対して来てるんですよ、みんな。子供に対してローンの請求が。それで私のところに相談があって、私はそのことをみのり福祉会に対して交渉いたしました。その奥さんが言われるのには、「もう一切今まで払った金は要らない。これから払わんようにだけしてもらえんか」という切実な声だったんです。 そういう事実に基づいて、3月議会ででもこのことは言って「調査を行う」という返事をもらったが、市の方が調査をやっていなかった。今度また市の方に任して調査をするんですか。やはりそういうことであれば、やっぱり議会の方で私は調査すべきじゃないかな。先ほどから弱者の人たちのっていう声がたくさん聞かれる。こうやって、子供、未成年の16歳の子供にそういうようなローン会社から払えというようなことが来てるんですよ、現実に。1人でも動かないけんことでしょう、これは。1人の人がそういう目に遭ってても。まして、やめられた方でっていう方は現実に何人かおられて、ここの議員さんでもそういう方に会われた人もおります。ええかげんなことで100条委員会いうんか特別委員会、100条委員会の設置を言ってるんじゃないんです。調査権がないところに任して調査もあまりできないんですよ。やはり調査をしてみて、これがまた今度はそういうふうに言ってこられてる人たちの本当にそれが今度は事実かどうかもまた裏も取らなきゃいけない。本当にそういう人たちが言ってこられても証言されても、その証言が本当に正しいのかどうかいうことまで調べないけん。それには、調査権のある100条委員会しかないんじゃないかな。それで100条委員会を提案したんで、今回投書で動いてるんじゃないんです。  しかし、警察もどこも投書で一番動くんです。電話では動きません。投書が来れば必ず動くんです。だから、県も21日に投書を送ったらもう24日の日には動いてるんです。恐らく2月の県議会でも100条委員会が設置されるかもわからん。そうなったときに倉吉は一体何をしとるんかと、市民の人たちは。多くの人たちがこういうこういう疑問を持っていることは確かなんですよ。ここにおられる方もみんな聞いてると思う。これを黙って見逃している。否決になるか可決になるかはわかりません。しかし、私はこういうことこそ議員が責任持って解明していって、そこの名誉のためにも解明すべきじゃないかな。それはやっぱりそういう権限のある100条委員会しかないんじゃないか。100条委員会は何も告発しなければならないんじゃないんです。刑事事件にしなければならないんじゃないんです。調査が徹底的にできる権限を持っとるわけです。その調査を徹底的にやるということがなぜいけないのか。  私は、今回の問題、そういうようなある人にしたら、お父さんがもうテープまで取っとると言われるんです。その交渉してる福祉会と、自分とこの息子が会員権を買わされて、それも正規な会員権じゃないんです。200万円で会員権を買って、ローンを聞いたら、ローンがおりた時点でゴルフ場には200万円の現金が入るんです。当然そこは会員権を出さなきゃいけないんですよ、本券を。しかし、それがコピーなんです、全部。おかしいと思いませんか。給料も上がっていくんですよ。上がっていった給料も市の補助金なんですよ。やっぱりそういうことを考えていただいて、ぜひとも調査をする、その権限だけを与えていただきたいと言ってるんです。調査する権限。  それだけです。 ○11番(福田裕一君)(登壇) 会派「うつぶき」で反対と賛成という格好になるかと思いますが、私は賛成の立場で討論いたします。  ただいまの提案者も言っておりますけども、執行部といいますか市の権限では、倉吉市が予算組んで、委託料、それから民間施設職員給与改善費補助金というのが、新聞に載っとったように三つの保育園で230万になるんですけども、こういった委託料とか補助金というのは法人には払われないんですよ。施設に払われる。施設会計に入る。法人会計に入って法人会計から施設会計に行くんじゃないんです、こういうお金は。だから、施設会計にストレートに入っちゃうから、施設会計の歳入になっとりすれば文句はない。ですから、そこまでなんです。市の監査委員だろうが、例えば執行部が調査すると言ったって、そこまでしかわからん。だから、今回県が調査したっていうのは、特別養護老人ホームなら長寿社会課、身体障害者の授産施設、これなら障害福祉課、保育園なら子育て支援課、三つの課が入っておるんですよ。これは異例なことですよ。毎年監督官庁として監査しておるところが、何でそんな一斉監査が必要なのか。  それと、もう一つには、新聞報道によりますと、関係者の施設の職員なのかどなたが言っとるんか知らんけども、「事実無根だ」って言っとるんでしょう。それなら文句はないでしょう。  だから、今回倉吉市の単独の補助金が職員の手元に入らずにローンの方に化けちゃっとるということになると、この補助金の趣旨が外れちゃっとる。だから、そういうことがあるかないかをやっぱり調べんと、執行部の調査には限界がありますよ。ですから、ぜひ100条は設置せないけんというふうに考えております。 ○議長(福井康夫君) 討論を終結することに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福井康夫君) 御異議なしと認めます。  よって、討論を終結いたしました。  続いて、本動議を起立により採決いたします。  本動議は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                 〔賛成者 起立〕 ○議長(福井康夫君) 起立多数であります。  よって、本動議は可決されました。  暫時休憩いたします。                午後2時13分 休憩                午後2時43分 再開 ○議長(福井康夫君) 再開をいたします。  先ほど、私立保育所育成費補助金調査特別委員会が設置されました。  続いて、私立保育所育成費補助金調査特別委員会委員の選任を行います。  選任の方法についてお諮りいたします。  委員の選任の方法は議長において指名することに御異議ございませんか。
                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福井康夫君) 御異議なしと認めます。  よって、議長において指名いたします。  それでは申し上げます。  伊藤正三議員、大田進議員、坂井徹議員、中野隆議員、西谷和弘議員、福田裕一議員、前田卓也議員、以上でございます。  以上のとおり選任することに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福井康夫君) 御異議なしと認めます。  よって、以上のとおり特別委員会委員を選任することに決定いたしました。  これから休憩いたしまして特別委員会を開き、委員長・副委員長の互選をしていただきたいと思います。  暫時休憩いたします。                午後2時45分 休憩                午後2時46分 再開 ○議長(福井康夫君) 再開いたします。  この際、御報告いたします。  私立保育所育成費補助金調査特別委員会委員長に福田裕一君、副委員長に大田進君が互選されました。  以上、報告いたします。  以上で、本臨時会に付議された事件はすべて終了いたしました。これをもちまして、平成15年第2回倉吉市議会臨時会を閉会いたします。                午後2時47分 閉会                署        名 この会議録の正当なることを認め署名する。  倉吉市議会議長    〃  議員    〃  議員...